【23/10~24/3】FIFTYS PROJECT「ジェンダー平等を基礎から学ぶFIFTYS PROJECTゼミ」

政治分野でのジェンダー不平等解消を目指す「FIFTYS PROJECT」は、2023年10月から24年3月にかけて、連続講座「ジェンダー平等を基礎から学ぶFIFTYS PROJECTゼミ」を開催します。

今回は様々なテーマを学びながら、特に、地方政治にできることと、フェミニズムの役割について考えていきます。
議会内の女性議員数の増減だけではなく、自分の住んでいる自治体で政治分野のジェンダー平等がどのくらい進んでいるのか、課題はどこにあるのか、自分たちの生活の延長線上でできることは何かなど、具体的に考えて行動するきっかけとなるような視点を獲得することを目標としています。

政治家にいつかなってもいいかな、、と考えている方はもちろん、国政は追っているけど地方政治はあまり知らないという方、自治体レベルでのジェンダー平等に関する議論について知りたい方、政治に関心のある仲間に出会いたい方、など、ジェンダー平等に関心がある方はどなたでもご参加いただけます。

そして、現役の議員さんにも(もちろん男性にも)参加していただきたいと思っています。毎日の忙しい議員活動のなかでインプットする時間を取ることが難しくなっている方もいらっしゃると思います。議会活動などにも役にたつ内容もあるかと思いますので、ぜひ一緒にご参加いただけたら嬉しいです。

また、自分だけでなく周りの友だちや知り合いと参加していただくのももちろんOKです。オンラインでの配信になりますが、当日一緒の場所で見ながら参加していただくなどしてもらえたら、とても嬉しいです!
議員さんは選挙のときのボランティアや自分の支持者などにお声がけください。有権者の方と交流するきっかけになればと思いますし、これを機に地域でのアクションにつながれば嬉しいです。

全6回講義の日時と講師、内容

《全6回のタイムライン》
・講師からのレクチャー(1時間)+質疑応答(15分)
・交流(40分)

第1回 10/26(木)19:00~21:00 
《ジェンダー平等基礎①》フェミニズムとインターセクショナリティ
講師:清水晶子さん

ジェンダー平等を考えるときに根幹となるのは、フェミニズムの視点です。フェミニズムが何をしてきたのか、フェミニズムは誰のものなのか、改めてフェミニズムを学び直します。フェミニズムの中心とも言えるインターセクショナリティについても考えます。

清水晶子(しみずあきこ)
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフェミニズム理論、 クィア理論。現在の研究上の関心は、 フェミニズムにおける本質主義論争と身体の地位をめぐる理論史、 反ジェンダー運動とその東アジアにおける拡散など。著書に『 読むことのクィア』(共著)『ポリティカル・ コレクトネスからどこへ』(共著)『 フェミニズムってなんですか?』など。

第2回 11/16(木)19:00~20:00 
《ジェンダー平等基礎②》バックラッシュと右派運動
講師:斉藤正美さん

性教育やSRHRの確保が進んでいなかったり、夫婦別姓や同性婚がいまだに実現していない現状には、宗教右派を中心とした右派の運動が背景にあります。日本の政治が「ジェンダー」をどのように扱ってきたのかを学び、私たちが地方政治に取り組む意義を考えます。

斉藤正美(さいとうまさみ)
1951年富山県生まれ。富山大学非常勤講師。専攻は社会学、フェミニズム・社会運動研究。2000年代バックラッシュ時から共同研究として右派の調査を開始。安倍政権以降は官製婚活や少子化対策など右派政治も追跡中。研究成果としては、『宗教右派とフェミニズム』(青弓者)、『社会運動の戸惑い-フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(勁草書房)、『徹底検証日本の右傾化』(筑摩書房)、『国家がなぜ家族に干渉するのか』(青弓社)、『まぼろしの「日本的家族」』(青弓社)、『Sessionの本 vol.1 国葬とは何か /宗教と政治』(TBSラジオ)、『宗教2世』(太田出版) など(いずれも共著)がある。

第3回 12/7(木)19:00~21:00 
《ジェンダー平等政策①》女性の雇用と労働
講師:瀬山紀子さん

「女性の経済的自立」は、いまも大きなテーマです。現在も「働く女性」の約半数は、不安定で、低い賃金の、非正規雇用という立場にあり、組織の意思決定に関われる管理職には、女性が圧倒的に少ない状況が続いています。こうした現状とその背景を学ぶと共に、本来、率先して格差解消に取組むべき公的機関が抱えている男女格差/不安定雇用の問題について、非正規公務問題に取り組む講師とともに、地域の女性雇用/地方政治の課題という視点から考えていきます。

瀬山紀子(せやまのりこ)
公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)共同代表。埼玉大 学ダイバーシティ推進センター准教授(社会学・ジェンダー論)。
2001年から2020年3月まで、複数の公立女性関連施設で事 業コーディネータとして勤務。当事者の立場から公務非正規の問題 に取り組む。2022年6月からは埼玉大学ダイバーシティ推進センターでジェンダー、ダイバーシティ推進についての教育・研究活動に従事。共 編著に『官製ワーキングプアの女性たち』(岩波ブックレット、2 020)、『災害女性学をつくる』(生活思想社、2021)、『 クィア・スタディーズをひらく3健康/病、障害、身体』(晃洋書房、2023)などがある。

第4回 1/19(金)19:00~21:00 
《ジェンダー平等政策②》若年女性の現状
講師:橘ジュンさん 

10代20代の女性たちを取りまく貧困や虐待、性暴力や性犯罪の現状について、現場での若年女性支援を続けてこられた橘ジュンさんに伺います。さらに、2024年より施行となる「困難女性支援法(困難な問題を抱える女性への支援に関する法律)」にこれから期待されることや課題についても考えます。

橘ジュン(たちばなじゅん)
NPO法人BONDプロジェクト代表。ルポライター。2006年、パートナーのカメラマンKENと共に、街頭の女の子の声を伝えるフリーマガジンVOICESを創刊。これまで少女たちを中心に3,000人以上に声をかけ、聞いて、伝えつづけてきた。2009年、10代20代の生きづらさを抱える女の子を支えるNPO法人BONDプロジェクトを設立。虐待、家出、貧困など様々な困難 を一人で抱えてしまう女の子に寄りそう「聴く、伝える、繋ぐ」を活動中。著書に『 漂流少女 ~夜の街に居場所を求めて~』(太郎次郎社エディタス)、『 VOlCES~キミの声を伝える~』(グラフ社)、『最下層女子高生~無関心社会の罪~』(小学館新書)がある。

第5回 2/22(木)19:00~21:00 
《ジェンダー平等政策③》男女共同参画行政入門ー歴史と課題 
講師:皆川満寿美さん

1999年の男女共同参画社会基本法の施行により全国の自治体でも取り組みが始まった「男女共同参画社会の実現」。日本におけるジェンダー平等政策としての男女共同参画政策について、その実現を担う行政を焦点に、歴史を振り返り、課題を共有します。

皆川満寿美(みながわますみ)
1961年東京都生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。 首都圏の複数の大学で、長らく非常勤講師として社会学、 ジェンダー関連の授業を担当する他、 自治体や女性団体での市民向け講座を多数担当。 2018年4月より中央学院大学現代教養学部准教授。 我孫子市男女共同参画審議会会長、東京都台東区「 はばたきプラン21」推進会議副会長。 第25期日本学術会議連携会員。

第6回 3/15(金) 19:00~21:00 
《ジェンダー平等政策④》トランスジェンダー差別と課題
講師:高井ゆと里さん 

SNS上などでトランスジェンダーにまつわる話が話題にあがるたびに、誤った認識に基づいた言説やヘイトが流布されています。トランスジェンダーの人びとが直面する現実と、真に解決すべき問題を学び、連帯を続けていくためにできるフェミニズムの役割について考えます。

高井ゆと里(たかいゆとり)
群馬大学情報学部准教授。 専門は西洋哲学と研究倫理学、ならびにトランスジェンダー研究。 訳書にショーン・フェイ『トランスジェンダー問題』( 明石書店2022年)。周司あきらとの共著として『 トランスジェンダー入門』(集英社2023年)。

https://note.com/fiftys_project/n/n5dab37340854

https://fiftysproject2023.peatix.com/

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