サイゾーが運営するウェブマガジンWezzyのオンラインイベントとして、1月19日(木)に北村紗衣×久保豊「知られざるプレコード映画の世界〜クィア映画批評会〜」が開催されます。
北村紗衣さんの連載「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」スピンオフ企画として、北村さんと映画研究者・久保豊さんが、クィア描写のあるプレコード映画を批評するオンラインイベント「知られざるプレコード映画の世界〜クィア映画批評会〜」を、2023年1月19日に開催します。
プレコード映画とは「トーキーが始まった1929年~1930年頃から、通称「ヘイズ・コード」ことモーション・ピクチャー・プロダクション・コードが厳密に施行されるようになる1934年の7月頃までのハリウッドを指し」た映画で、ヘイズ・コードは「保守的・道徳的な見地からハリウッド映画の内容を規制する」ハリウッドの規定を指します(詳しくは北村さんによる「知られざるプレコード映画の世界(1)~実は奥深い映画規制『ヘイズ・コード』」を参照ください)。
ヘイズ・コードが厳密に施行される以降、同性愛者やトランスジェンダーといった性的マイノリティが描かれにくくなりました。では、それ以前のプレコード映画で、性的マイノリティはどのように描かれていたのでしょうか?
今回は『上海特急(Shanghai Express)』(1932)、『女囚の意気地(Ladies They Talk About)』(1933)、『クリスチナ女王(Queen Christina)』(1933)の3作品についてお二人に批評していただきます。なお『上海特急』『クリスチナ女王』の2作品は、PrimeVideoやU-NEXT、dTVなどで配信されています。また『女囚の意気地』は、wikipediaや北村さんの『紅唇罪あり』批評を事前にお読みいただけると、よりイベントを楽しんでいただけるかと思います。イベント内で簡単なあらすじをお話する予定ですので、未鑑賞の方も大歓迎です。ぜひご参加ください!