【1/13(金)】東京芸大特別講義 ラステシス「フェミニスト・パフォーマンス——学際的な創造のプロセスについて」 オンライン

ラステシス「フェミニスト・パフォーマンス——学際的な創造のプロセスについて」

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科は、1月13日(金)にラステシスによる特別講義「フェミニスト・パフォーマンス——学際的な創造のプロセスについて」を開催します。

 この度、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科では、チリのフェミニスト・コレクティヴであるアート・アクティヴィストのラステシス(Las Tesis)の皆さんを招聘し特別公開講義「フェミニスト・パフォーマンス——学際的な創造のプロセスについて」を開催いたします。
 
 2018年にチリの港町バルパライソで結成され、2019年に女性への暴力反対を訴える歌「Un violador en tu camino(レイプしたのはあなた)」を歌うパフォーマンスが行われました。このパフォーマンスは同年11月25日、国連が定める「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に合わせ、首都サンティアゴでも行われ、大勢の女性が広場に集まりました。
 歌詞はラテンアメリカの人類学者でありフェミニストであるリタ・セガートの文章を元に、チリのフェミニスト・コレクティヴ、ラステシスが作ったものです。レイプ犯だけでなく、女性に対する暴力事件が絶えない状況の中で、警察、裁判官、政治家にも批判を向けたチリ発のこのパフォーマンスは、その後、シドニー、パリ、マドリード、ニューヨーク、メキシコシティ、インドなど、世界中の女性たちが模倣し、複数の言語に翻訳されました。

 この講義では、ラステシスのこれまでの活動について、とりわけその手法についてお話していただきます。彼女たちは、フェミニズム理論をどのようにビジュアル・アート、テキスタイル・アート、パフォーミング・アーツを組み合わせながら「翻訳」し、様々な領域を横断しながら、学際的にその活動を展開していったのでしょうか。この5年間に渡るラステシスの活動を振り返りながら、政治と芸術、アート・アクティヴィズム、フェミニズム、デコロニアル(decolonial)理論について考えたいと思います。
 どなたでもご参加いただけます。またお申込いただいた方には、1月11日に東京藝術大学大学院の授業で開催される岩間香純さんによる南米フェミニズム・アクティヴィズムの講義録画をお送りいたします。1月13日のラステシスさんのご講演開催前までご覧いただけますので、ぜひこちらを視聴してからご参加ください。

1月13日(金)20:30~22:00 Zoomによるオンライン 参加費無料 日西同時通訳あり 参加者は専用フォームから申込

(画像は東京芸大のウェブページより)

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