日本共産党第17回大会第8回中央委員会総会への宮本顕治議長の中間発言「党員拡大と機関紙拡大の二つの課題について」

党員拡大と機関紙拡大の二つの課題について

宮本議長の中間発言(二回目)

 党員拡大と機関紙読者拡大の二つの課題について、私が冒頭発言でほんらいどちらも党建設の根幹といったことについて、従来のいろんな文書では、党員拡大が党建設の根幹ということになっていたのではないかという疑問がでました。この中央委員会総会のなかで公式にだされたものではありませんが、重要な点なので、常任幹部会でも議論して、私の方からここでのべておくということになりました。
 たしかにこんどの幹部会報告でも、党員拡大が党建設の根幹ということになっています。過去の文献を調べてみましても、そういう表現もあります。第十四回、第十五回党大会決定にあります。他方、第九回党大会での中央委員会報告では、「強大な大衆的前衛党の建設」の章で、「党を思想的、政治的に建設し、正しい党風を確立する任務と、量的にも強大な党をつくる党勢拡大の任務とは、党建設の根幹をなすものである」としています。第十一回党大会の決議では、「党勢拡大は規約できめられた党員の初歩的、原則的な義務であり、全党員は日常的に党員と機関紙読者の拡大に努力することがますます重要である」と、提起しています。また現在の党規約でも「党員をふやす」ことと「党の機関紙をひろめ」るということが「党員の義務」として提起されています。
 こういうことと、わわれがしばしば党員、機関紙読者拡大の「月間」をくりかえしてきて、実践的に双方をきわめて重視してきたということがあります。それからほんらい党は、大衆と結びついてはじめて健全な党なのであって、党の建設ということは機関紙読者拡大をふくむ党勢拡大と不可分のものであります。
以上のような実情にかんがみて、つぎの大会では、党員拡大と機関紙読者拡大という二つの課題の一方が「根幹」で、他方はそうでないかのような誤解をなくすため、この二つの課題が党建設と党勢拡大の根幹だというように統一した表現とすることで処理したいと考えます。こんどの文書でも、そういう立場で冒頭発言、党務報告双方の表現を統一することにします。
 これは、たまたまいわば非公式にだされた疑問ですが、しかし大事なことなので、以上のような解明をすることにしました。これは私の発言部分にも関連しておりますので、私の方から結語のまえにのべておきます。
(「赤旗」一九八七年八月二十九日)

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