新婦人がロシアのウクライナ侵略反対の談話 プラカード用素材も公開

 新日本婦人の会(新婦人)は25日、平野恵美子副会長・国際部長名で談話「ロシアのウクライナ侵略に断固抗議し、即時撤退を求めます」を発表しました。以下全文を掲載します。

 ロシアが24日に開始したウクライナへの軍事攻撃は、一方的に「独立」を承認したウクライナ東部だけでなく、首都キエフをはじめ南部や西部にも拡大しています。国連憲章、国際法に違反してウクライナの主権と領土を侵し、ウクライナ市民の命を脅かす侵略行為そのものです。私たちは満身の怒りを込めて抗議し、ロシアはただちに軍事行動をやめ、ウクライナから軍隊を撤退させるよう、つよく求めます。

 プーチン大統領は、ウクライナ東部地域の「要請」を受けての軍事行動だと主張していますが、一方的に「独立」を認めた地域・集団との「集団的自衛」は国際法上まったく根拠がありません。ロシアも含めて結んだウクライナ東部の紛争の平和的解決をめざした合意をはじめ、一連の国際的な取り決めを投げ捨て、外交努力を踏みにじるロシアの態度は、絶対に認められません。

 さらに重大なのは、プーチン大統領が「今や世界でも最も強力な核保有国のひとつ」「ロシアへの直接の攻撃は侵略者の壊滅と悲惨な結果につながる」と、核兵器使用の威嚇までおこなっていることです。プーチン大統領の言動は、世界の平和にとって核兵器禁止・廃絶こそが緊急であることを示しています。

 戦争は絶対にダメです。まして核兵器が使われれば、人類と地球に取り返しのつかない惨害をもたらします。新日本婦人の会は、唯一の戦争被爆国、憲法9条を持つ国の女性団体として、平和を求める内外の人々と連帯し、「戦争やめよ」と声をあげ行動します。

 新婦人のホームページでは、スタンディングなどで利用できるように、ロシアによるウクライナ侵略に反対するプラカードが配布されています。

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